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会社組織の中での会計と情報セキュリティの位置付け

会社組織の中での会計と情報セキュリティの位置付け


営利を目的とする会社組織の中で一番重要なことは何かといえば、もちろんその会社が提供する製品・サービスにより、売上・利益を獲得することでしょう。

従って、経営者は製品・サービスに興味があるのは当然(というか興味がなければ困りますが)。また、売上・利益を獲得するために、技術や営業で名を上げたカリスマ経営者が多いことも確かです。

以上から、どうしても技術や営業が先行してしまい、管理面はおろそかになってしまいがちになってしまいます。


また管理面の中でも会計や情報セキュリティは専門性が非常に高い分野だと思います。

まず会計。会計の難しさはルールの多様性にあります。会計ルール自体も刻々と変化していく。キャッチアップするだけでもかなりの労力となっています。

また、会計ルールですが、会社で選択できる部分と絶対に守らなければいけない部分があって、実務の中に慣習として発達したものであることから、その境界線の明確な線引きが難しいことが多い。さらには、その時の状況や会社の組織拡大・成長に応じて、適用するルールが刻々と変化する

上記に加えて数字が入ってくる。会計には、文系と理系、両方の要素が含まれている、ということになります。


情報セキュリティの専門性は、他分野と比較して歴史が浅いこと。また「電子データ」といった目に見えないものを扱うこと。以上から法整備が十分でないことといった点にあると思います。

以上から、どうしても経営者には理解できない部分も多くなる。

両者ともに専門性が非常に高く、他分野と比較して、カチっとしたルールではない(または十分なルールが整備されていない)といったところから、会社(経営者)が自らで判断・決断する割合が多くなってきます。

結果、実務レベルでは進めたい部分があっても、上層ではなかなか判断・決断できず、組織管理の体制整備・運用が遅れてしまうといったことになりがちです。

専門性の高い人間を雇ったとしても果たしてどこまで任せられるのか?

組織管理体制(内部統制)の体制整備と運用の責任は経営者にある。従って、権限を委譲したとしても外部に対する責任は依然として経営者に残ることになります。


責任は経営者にある以上、自ら会計や情報セキュリティを理解し、判断・決断できるよう学んでいくしかないのだと思います。



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2013年10月10日
須藤公認会計士事務所
須藤 恵亮




内部統制構築支援|須藤公認会計士事務所(東京)

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  • 名前:須藤恵亮(すとうけいすけ)
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