割引手形と仕訳
割引手形と仕訳について解説します。
割引手形とは
割引手形とは、受取手形の支払期日前に、銀行などの金融機関に手形を持ち込んで換金した手形をいいます。
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割引料と手形売却損
手形を金融機関で割引(売却)すると手形額面から手数料(割引料)を差し引かれます。割引料は金利の性格を有するので次の通り計算します。
割引料 = 額面金額 × 割引率 ×(残日数÷365)
この割引料を手形売却損といいます。
割引手形の仕訳
受取手形勘定と手形売却損勘定(費用に属する勘定科目)で仕訳します。
取引 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
---|---|---|---|---|
手形の割引 | 当座預金など | ××× | 受取手形 | ××× |
手形売却損 | ××× |
仕訳例
1.受取手形100を銀行に持ち込み、割引料5を差し引いた残額が当座預金に振り込まれた。
No | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
---|---|---|---|---|
1 | 当座預金 | 95 | 受取手形 | 100 |
手形売却損 | 5 |